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東京聖地巡礼

先日東京に出る機会があり、時間があったので銀座と上野をせめてきました。
銀座は50音、レモン社、伊東屋、そしてユーロボックス。
鳩居堂もいきたかったんですがタイムアウトで向かえず。次回は必ず。
にしても、50音さんは探し回りました。うろうろ探して気がつけばレモン社の前だったので先によってどんなものが出てるのか物色。ちらほらとみえる古い万年筆に物欲感じながら今回はご予算がないので見送り。
で、もう一度さがしまわしてようやっと50音さんにたどりつく。まさかの碁盤の目のような銀座マップに、まさか袋小路があるとはつゆしらず、見つけた時は宝物を発見した気分でした。
http://www.gojuon.com/

東京ご訪問

で、セレクトショップ的なかわいらしくも物欲ポイントを押されまくりの小物達から、今回はドイツの玩具万年筆、それとペン先のない万年筆のボディー二本を入手。

東京で買い物
しばらく文房具のパワーに充てられていたい誘惑を振り切り、今度は伊東屋に。
わしはここのはがき大の便せんを愛用しており、他にもどんなものがあるのかと期待大で向かう。店内に入ると、エレベーターの案内があったので最上階から味わいつくそかと向かってみるとエレベーター嬢が。いやあ文具店でエレベーター嬢がいるなんてさすが銀座。
で、最上階の画材フロアから拝見していくとそれがまたもうほしくなるものばかりで伊藤屋のふろしきとかコードバンの札入れとかポスタルコの筆入れとかガラスペンとかペリカンの日本未発売ボールペンとか全部買わずに逃げてきた。

それではとユーロボックスに。思いのほかさっくり見つかったユーロボックスの入る雑居ビルは最高のたたずまい。

東京ご訪問
入ってみれば映画エンゼルハートを彷彿とさせる手動式二重ドアのエレベーター。

東京ご訪問

なんだか増築に増築を重ねたようなばらばらの階段。この迷宮感は五感をフルに刺激してくれます。
ユーロボックスではすでに何人ものお客さんがおり、店主どのはばたばたと対応しておりました。わしは並べられたショウウィンドウをなめまわすように眺めつつ、オノトのブルドックかとおもわしき万年筆を食い入るように見つめたり、接客デスクに並べられた万年筆を試し書きさせてもらって悦にはいったり。おそらく二時間弱はねばってしまい、あわてて待ち合わせの上野に。

上野についてみると、約束の時間まですこしあったので、アメ横に万年筆あるかなとぶらぶら。
なにも予備知識なしでいったのが功を奏したのか、高架下の商店街で万年筆屋に邂逅。後から調べれは通には名の知れたダイヤストアと美都商事。他にも数店あるようなのやけど、今回はわからなかった。
この行き当たりばったり感もネット時代でそこそこ下調べ可能な昨今では、フレッシュな気分をもたらしてよいかなとおもえる。
で、ダイヤストアで衝撃をうけ、なんだかんだいってインターネットを駆使して旅気分でゆるんだ財布と相談してLamy2000のマルチペンを入手。思えば2年ほど前は高根の花と思っていたこの筆記具。この金額を安い!と思えるわしに業の深さを感じたりするのであった。

東京で買い物
応対していただいたおかあはんは使い方やクレームでよくあるけど実は仕様な部分など、インフォームド・コンセントをしっかりとされる印象。非常に好感が持てる。またご予算がいけたらよらしてもらおう。

お宅のペントレー拝見

My PenTray

自宅のPCモニタの前には、 ペントレーを置いています。
こいつは前職でお客様から粗品のあまりでもらいうけたもの。
二枚皮張りのいかしたやつでして、結構量が入るので重宝中。で、そのペントレーにナニを入れているかというと、常用の万年筆や、ペーパーナイフ代わりの拾ったスイスアーミーナイフ、金属ミミカキ、ペン先をしめらすための水入れ、ペン先眺めて悦に浸るための生地見ルーペ。

置いている万年筆はしばしばかわりますが、最近はLYRAの芯ホルダーとかも常駐中です!

ぎょえええ!!革巻き万年筆!しかもTAKUYAメイド!ヴェスターレ7101

http://takuya-mbh.jp/s&t_01.html

http://takuya-mbh.jp/

鬼のような繊細なつくりをした手作りの革製品で文房具小物通には十二分に定評のある
TAKUYA氏と、あらまあびっくりセーラー万年筆とのコラボレーション!

その名もヴェスターレ7101、販売はセーラー万年筆からのようで、セーラーの公式サイト、オンラインショッピングサイトにはまだ詳細はあがってませんが、これは もう欲しすぎる!!!!!間近で見てみたい!
正直、な、な、な、ナンボ?ナンボでっか?

写真中央のブルーの万年筆、いやーー物欲そそりまくりです。
このボディの編みこみ、拝み合わせ縫いというらしいのですが、なんともセクシー!!ああ、実物をねぶるように弄びたい!

3/18からの東京は日本橋三越での世界の万年筆まつりにて展示販売されるそうで、
あーー、東京いぎてーなーーと切におもいました。

同時に一本差しペンケース、グリマルディもこのヴェスターレに合わせたラインナップも用意されているとのことで、 あー、月額一万強の小遣いでは夢のまた夢…

タバコやめるのを真剣に検討中です。

カトウセイサクショカンパニー 1700F ブラックフリーク

 

Fountain Pen

カトウセイサクショカンパニーのブラックフリーク。一目ぼれです。

たしか神戸のナガサワ文具センターで入手した一品。ペン先は14Kです。

パーカーのデュオフォールドのようなブラックとパール系ホワイトのストライプ柄のセルロイド万年筆。この柄がまた明かりの照らされ方によって不思議な輝きを見せてくれます。ずっと眺めてても、あきないんですなー。
鼻に近づけて匂ってみると、セルロイド特有のなんだか脳みその芯がしびれるような、
ケミカルな香りがかすかにただよんですよ。

そのオールドスクールな形と、吸引式ちゅうとこにほれこみ使い込むこと数ヶ月。
ペン先はほどよくインクを引き出し、良い感じのヌルヌル感であります。

首軸にはインク量が見られる窓もあり、シンプルながらもとても所有欲満たしてくれます。
残念なのは、あまりにも持ち歩きすぎて、クリップの玉の部分がはげてきたこと。

カトウセイサクショカンパニーの万年筆は、セルロイドのステキなボディでいろんなバリエーションがあって、
どれもこれも手元に引き寄せたくなりますねー。
つーても、カトウ氏はもうかなりのお達者さん。

http://www.rakuten.ne.jp/gold/bunguya/contents/kato.htm

正直、ホンマに、弟子入りしたいとおもってます。実は。

書物は心地よい:丸善発行の万年筆ミュージアム、万年筆の印象と図解カタログ

いろいろと万年筆をあさるようになり、その流れでいろいろと書物をあさるようになりました。

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最近の購入は丸善の万年筆ミュージアム、これは新刊で入手したのですが、
奥付がついていて、なんとも昭和の香りただよう、ただし中身はステキ限定万年筆を薀蓄からめて紹介しながら返す刀でマーケティング視点から辛辣に万年筆メーカーとユーザーを貫く劇薬な良著。


で、その丸善が明治時代に発行していた万年筆の冊子があり、1989年ごろに再発されたのが、

万年筆の印象と図解カタログ

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ずーーっとさがしていたのやけど、
案外中央図書館においていたので、早速借りて読んだのです。これがまた、当代のハイカラさんたちが、口々に万年筆の未来をかたっており、一世紀こえた現代でのPCのごとき扱い、未来を開く道具のような按配でした。

いまなら、なにが未来を感じさせるのでしょうか?ソフトウェア?インターフェイス?

いや、手に触れられる、実存こそが未来を開くと思うのです。

てなことはどうでもよくて、同時に樹になる本、そして気になる人に出会いました。

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